2009年09月19日

芸術さんぽ 町並みウォッチング

 今日は、芸術さんぽのイベントのひとつ「町並みウォッチング」が行われましたので、みなさんにお伝えします。
 足助は中馬街道の宿場町として栄えておりましたので、今でも古い町屋の残る町並みがあります。
普段、この町並みを散策しようとたくさんのお客様がマップを片手に見学しておられますが、どうもそれだけでは味気ないですよね。
・・・っという方のために今回、ガイドさんを交えて、マップでは知ることのできない町の情景を楽しみながら見学していこうということで、19日・20日と行うこととなりました。
で、今回は第1日目として行われましたので、その状況をお知らせします。

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足助交流館前に集合。今日のガイドは足助支所の天野氏にお願いしました。

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 まずは、交流館周辺にある西町区の郷倉に来ました。
ここは昔、地域住民のお宅の倉庫としてあったものを西町区が買い上げて、区の倉庫となったそうです。

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お次は、昔、蔵酒屋だった「山与」さんの前にやってきました。ここの一郭には、ガス灯だったと思われる柱跡が残っています。この石柱には「香嵐渓観光部」という名が掘り込んであり、観光協会の前身的な組織が昔の足助にあったという証拠が残っています。
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西町の「玉田屋」さんにやってきました。
ここは築100年以上の古い建物で、今でも民宿を営んでいます。
外から二階を見上げると、手すりに「た」「ま」「だ」「や」と彫られており、職人さんの遊び心が伺える造りになっています。
もちろん内部も趣のあるたたずまいになっていて、懐かしい感じを覚えます。

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ここは「塩の道づれ家」さんです。
昔診療所だった空き家を市が買い上げて、今では郷土料理の店になっています。
格子戸を指差していますが、細かい目の格子は個人用の部屋が、大き目は店舗だったそうです。

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西町でも古町というところにやってきました。
ここには弘化2年に立てられたという道しるべがあります。
鳳来寺行きと善光寺行きと書かれており、街道の別れ道を示しています。

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現在は足助商工会の建物ですが、昔は、警察署だったそうです。
屋根の上には立派な竜のかわらがあり、『日本』と書かれています。昔の警察の威厳がそこに現れているのが見られます。

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新町までやってきました。そのまま本町へ。
マンリン小路はあまりにも有名なので、省略。次のスポットへ。

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本町の「紙屋」にやってきました。
ここは大商家だったそうで、江戸、明治、大正、昭和と様々な時代に建て増しを続け、その時代の建築様式が残っている貴重な建物なんですよ。格子や石の柱、様々ところに贅を尽くしてあるのが見えます。

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妻入りの建物3棟をこえて・・・

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旅館の三嶋屋。

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白木屋。

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本屋の「白久」さんにお邪魔させていただきました。
お店の内部をよく見ると梁や柱には良質の太い材木を使っているのが見えます。
そのまま、お宅の中へ入って行き、

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井戸を見せていただきました。ここにも立派な石材が使われていました。
すごいですね〜。

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白久さんのお宅は道路から川まで敷地が続いていますが、足助の町のほとんどの家がこのように奥行きのある家になっています。
この写真はお蔵の壁ですが、なんとなく洋風な感じに見えますよね。素敵です。

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白久さんを出まして、お向かいの加東家さんのお座敷に入らせていただきました。
ここには加茂一揆のときの刀傷が残っているそうです。

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本町を後にして、田町に入り、中馬館にやってきました。
ここは昔、銀行だったところを資料館にして、中馬街道が栄えた時代の足助の商業、金融などの資料を展示している施設です。中に入ると当時の銀行の面影を残しています。

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お釜稲荷の鳥居前まで来ました。
ここは昔、バスターミナルでしたので、町のどの場所よりも比較的広いのがわかるかと思います。バスといっても今のような大きなものでなく、ジャンボタクシーくらいの乗り合いバスだったそうです。ここには当時、大衆食堂だった「槌谷食堂」の建物が今でも残っています。本当にレトロな風合いですよね。

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足助にはいたるところに川に下りていける細い通路がいくつもあります。
昔は通路から川へおりて、水を取って洗濯したりしたんでしょうね。

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今度は山沿いの通りを歩いてみることにしました。
田町の裏通りにある、『慶安寺』前を通り、

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旧洋裁専門学校前に来ました。こんな裏通りに専門学校があったとは驚きです。
今はもう学校ではなく、内部は今風の住居様式に改装されていますが、外部には建てられた当時に流行されたアール・デコのデザインが施されています。

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そのまま上田通りを歩いていき、細い路地を通っていきました。

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すると、こんな路地や
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マンリン小路の裏手まで繋がっているんです。普段は表通りしか見ない景色を違ったアングルで見てみるのもいいですね。綺麗です。
皆さん知ってました?
結構、足助って意外と知られない一面を持っているんですよ。

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そのまま突き進み、旧足助劇場の前にやってきました。写真中央の倉庫のような建物です。
今では建材店の所有になっておりますが、劇場だったころは大変華やかだったそうです。大昔、宝塚の女優さんが興行したことがあったとか・・・。

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最後は、『普光寺』までおりてきました。
このお寺周辺には芭蕉の孫弟子にあたる方で、三河地方では有名な俳人の一人、「板倉賽馬」と呼ばれる足助出身の俳人の石碑が立っています。

 長々とたくさんの写真を上げてご紹介いたしましたが、これよりもっとたくさんのスポットがあり、ブログでは全部お伝えしきれません。
もし、このガイドに興味のある方は、明日20日(日)も午前10時からと午後2時からと2回、ガイドが行われますので、是非、この機会にご参加ください。

足助支所の天野氏がおっしゃるには、足助の見所を歩いて回るには最低5時間掛かるくらい、魅力的な場所がたくさんあるそうですよ〜^^

投稿者 oyaman : 2009年09月19日 16:12

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